「と、とにかく落ち着いてください。」

乃亜は武田と家康の間に入った。

「……嬢ちゃん、言いたいことは言わないと後で後悔するぞ。」

「…でも……」

乃亜は家康と信長をチラッと見た。

「乃亜、話があるなら伺いますよ。」

「……うん、じゃあ城に帰ったら話すよ。政宗くんにも話したいから。」

「分かりました。では帰りましょう、武田殿、真田殿、失礼した。」

信長は2人に挨拶をして、乃亜は軽く頭を下げた。