それから数時間後ーー…
「はぁーー…」
ドドドドドドドドッーー
「っ!、なんだ!?」
ドドドドドドドッ……バァーーン!
「うおっ!!」
突然地鳴りらしき音が鳴り響き、耳を済ませていると目の前の襖が勢いよく開いた。
「まーさーむーねーー!!」
「なっ、なんだなんだ!?」
グイッ
信長が政宗の襟を掴んだ。
「あなた何故乃亜から目を離した!」
「っ!それは……」
「あなたが目を離した隙に奴らが乃亜を連れて行ってしまったじゃないですか!!」
「なっ!?」
「やってくれましたね政宗、これで彼女はもう帰ってこないかもしれないじゃないですか!」
グッ…
っ…
「待ちなさい信長」
「「家康」」
「今ならまだ間に合います。行きますよ」
「はい」
「俺も「政宗は留守番です」
「え……」
