「……家康」 「何です?」 「……っ、少し変な話に付き合ってくれますか?」 「構いませんよ」 信長が手を止めて家康に思い切って話してみた。 彼女に出会ってから変な気持ちになること。 変な気持ちと言ってもやましい気持ちではない、もっと違う気持ち……。 彼女の笑顔や何気ない仕草を見ていると胸の当たりが苦しくなること。苦しいと言っても辛いとかでは無く、温かい気持ちになる感じ。 真剣に全てを話した信長は黙ってしまった家康の反応を待った。