ーースゥゥ…

「お待たせしました。」

「あ、着替え終わりました…か……」

「……」

「はい、可愛いですねこの着物♪」

「そ、そうですね、良く似合ってますよ。」

「本当ですか?ありがとうございます!」

信長くんは私に微笑みながら言ってくれた。だけど家康様は私が入るなり黙ってしまった。

「あ、あの家康様…」

「はい」

良かった、返事してくれた!

「どうですか?」

私は片方の袖を伸ばして言った。