何でよ 何でよ、 私が好きなのは竹本だから、 滝口の告白は今すぐ断れば良い話じゃない! なのに何で… 何で こんなにもドキドキするの─…? その時、公園の出入り口に人影が見えた。 誰かが公園から走って出ていった。 その後ろ姿を目に焼き付ける。 そして、ある人だと気づいた。 あの子は…… 『…雫……?』 私の親友だった。 『(もしかして雫に、滝口に告白された所… 聞かれちゃった…?)』 NEXT...