Addict -中毒-




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それから一か月が経った。


私は新しいマンションを見つけ、新しい働き口も見つけた。


小さな会計事務所で雑用係。


それこそコピーをとったりお茶を出したりと普通のOLみたいなこと。


マダムバタフライのときとは180度も違うその仕事に慣れるのは大変だったけれど、何もかもが新鮮で毎日が楽しかった。


啓人からはもちろん連絡もなかったし、蒼介もあれから訪ねてこない。


淡々と日々は過ぎて行き



そんなある日―――







一通の手紙が届いた。



差出人は書かかれていない。



封筒の中身は手紙の便箋も何もなく、ただホテルの宿泊券が一枚だけ―――。


それは啓人と良く泊まった恵比寿ガーデンプレイス近くの高層ホテルの一室。


ただし、その部屋番号は彼と泊まった部屋番号ではなく一番ランクのいいデラックスルーム。


日付が今日までになっていて、私は目をまばたいた。


封筒をひっくり返すと、一枚の花びらが舞い落ちてきて、それが月下美人の花弁であることに気づいた。






これを送ってきたのは―――




一体誰なんだろう。