夕暮れの―――ほんの一瞬。
昼と夜とが交代して、太陽が眠りにつき、月が顔を出すこの一瞬
その色は赤でもなく、青でもない。
二色を織り交ぜた、微妙で複雑な色合い。
まるで女と男が交ざり合い、溶け合っているような―――
淡い色をした紫色が拓けた土地の空をいっぱいに満たし、空は淡いグラデーションのカーテンをひいたように
いつかの空のときと同じ色合いが美しかった。
ああ
何と美しい空―――
青紫色の薄いカーテンを引いたような空を眺めて、ふっと言葉が浮かんだ。
そう
それは
――――Royal purple
王者の紫。



