「誰に―――聞いたの?もしかしてアキヨ?」
何故そんなことを聞いたのか自分でも不思議だった。誰に聞いたからって事実が捻じ曲げられるわけでもないのに。
「アキヨ……?その人は誰だい?」
蒼介が目をまばたき、だけど今度は私の方を見ていなかった。ただ戸惑ったように視線をテーブルの淵に彷徨わせている。
私がこんな質問をしてくるとは考えていなかったようだ。
アキヨ―――……じゃない……?
だって彼女は「旦那にバラしてやる」と言っていたし、ほかには―――
「もしかして、
萌羽?」
ぴくり
蒼介の眉が僅かに上下した。
―――萌羽…………
どうして



