松本と学年主任の男性教師、教頭までが集まり、瀬野を囲むように立つ。 シンと静まり返った生徒指導室に松本の声が響いた。 「瀬野さん、どうして安達くんを殴ったりしたの……。」 松本の声は微かに震えている。 「先生、知ってたんでしょ。」 松本は瀬野の言葉に恐怖した。 工藤風子の死により、すべて丸く収まったはずだったのに……。 松本は瀬野が余計なことを言わないようにと祈るばかりだった。