「…うん」


あたしは、シルバーのシンプルなブレスレットを買うことにした。

喜んでくれるといいな…。


「…萌絵」

「ん?」


ブレスレットを買い終わったあたしに、淳史くんが声をかけてきた。


「昼休みに言い忘れた、いい考え教えてあげる」