「萌絵、この服にしろよ。蒼空っち、こういうの好きそうだし」


お兄ちゃんがそう言いながら、ベッドにあったワンピースを手に取った。


「お兄ちゃんが蒼空くんの好みなんて分かるの?」

「分かる分かる!意外に仲いいし、似た者同士だからな」


…そうなの?

全然知らなかったんだけど。