「…そりゃそうだろ」

「あーっ!急に出てこないでよ!」

「お化け屋敷ってそういうもんだから」


蒼空くんは冷静で、ずっとあたしの手を握っててくれた。

でも、もうお化け屋敷なんか入らない!


「萌絵、すげぇ叫んでたな」

「ご、ごめん…」