ice rain ~冷めた恋~




俺は泣き崩れるナオを抱き締めた


俺逹のことを考えてくれたんだよな‥‥



「怒鳴ってごめんな‥ありがとな」

「透‥」

「呼び捨てしてんな」

「あい‥」





さて‥どうしようか‥‥




とりあえずナオを寝かせて
次の日、学に話を聞きに行った




「聞いたんだ‥」

「愛美に口止めされてたんだろ?」

「悪かった」



いや‥悪かったのは俺だ


俺が愛美に対して曖昧な感情だったから

俺が悪いのは分かってる



「今、愛美ちゃんは臨月だよ‥順調なら」

「わかんねーの?」

「一度も連絡とってない」


さすがに学も心配だったらしい