「思い出せねー‥」


って事は、ナオとはヤッてたのか


「最低だな‥俺‥」

「だからいい女になって、今度は私が透さんを捨ててやろうと思って近付いたの」


確かに、今までの女とは違うわな


「でも、今の透さんは好き。応援してあげたくなるわ」

「‥ナオに手ぇ出さないから?」

「違う、大人になったからよ。社長になったし。」

「金か」


ナオは、フッと笑って小さな紙を取り出した



「愛美ちゃんの秘密いくらで買う?」

「は?」


ナオは余裕な笑みを浮かべて俺を見てる


「あの子は、理由あって透さんから離れたのよ」

「理由?」

「この紙には、愛美ちゃんの居場所が書いてある」