「なぁ‥ナオ」

「ん?」

「何で俺に近付いてきた?」


今までの女とお前は違うよな?


俺から離れて行ったりしないよな?



「‥‥復讐」

「は?」



何だ?復讐って


振り替えってナオを見ると

俺のスケジュール帳を確認している


ふざけてる訳でも無さそうだ



「私昔、透さんに遊ばれて捨てられたの」

「‥‥は!?」

「やっぱり覚えてないのね」


何だそりゃ!
そんな事あんのか!?


「じょ、冗談キツイぜ‥」


チラッとナオを見ると

表情一つ変えずに俺を見てる


「しょうがないか‥昔は冴えない女だったし。昔って言っても5年前だけど。」


5年前の冴えない女‥‥