次の日、朝起きて隣を見ると ナオが眠っている 多分、初めて俺の家に泊まった 「起きろ‥」 「んー、帰る。」 「帰れ。」 何だか変な感じ やっぱ俺、お前に助けられてるよ 先に家を出て会社に着くと 学からの電話を思い出した 『もしもし』 「おはよ、昨日電話した?」 『‥‥‥あぁ、うん』 声が暗いな 何だかみんな落ち込んでるね 「どうかした?」 『ん。愛美と別れた』 「はっ?!」 別れた‥‥? 俺が昨日愛美にあんな事言ったから? 『俺の会社も辞めた』 マジ‥‥ 俺のせいじゃないよな?