「あっ!真帆が来てくれるんだから、綺麗にしないと!」


と急に部屋を片づけ出す龍。


今は旅館の俺達の部屋。


ここも2人部屋にしては広い。


まあ、と言っても畳だけど。


でも俺畳好きだし、別にいい。


「祐介もアレだね、大好きな優里が来るんだから片づけたいとだね!」


「はあ?」


「隠しても無駄だよ。俺ら初日に分かっちゃったんだから~」


やっぱ気付かれてたのかよ。


「なんだよ、絶対に言うなよ?」


「分かってるって♪」