女子たちは優里のその声にビックリし、一斉に優里の方向を見た。 いや、睨んでる?いや笑ってる。 俺はその隙に女子の中から抜け出せた。 あ、俺2組だ。 誰にも見つからないように、少し早足で体育館に向かった。 もう数名座ってて…ていうか、これ入場じゃないんだよな? 俺は自分の番号が書いてある席に座った。 「きゃあー、祐介君だ!」 そんな女子の声もしたけど、俺はくんなオーラを出しまくった。