Glacial HEART [短編]



「心配してくれてありがとう。
でも、さっきも言ったけど、俺、綺夜の風邪なら移ってもいいし!」



にっこり優しく笑いかけてくれた。



そして、逆にぎゅっと抱きしめられると



「綺夜はずるいよな〜//」



って呟くのが聞こえた。



「え?」



「あ!そうそう!」



今度は私の質問がかわされて。



「綺夜お腹すいてるでしょ?俺おかゆ作ったから食べてよ♪」



と、湊都の温もりに抱かれながら言われた。



って、湊都が…?



「おかゆ??誰が??」



「失礼だな〜!俺がだよ、俺が☆」



ちょっと待っててね
と言って、多分キッチンにおかゆを取りに行く。