「じゃあな。」

と言って静希はさっさと帰ってしまった。
まあ、名前が分かっただけで今日は充分か…
とか思いつつもまた屋上テラスに向かう。


案の定、彼女はまた街を見下しながらつまらなそうな顔をしていた。