「塔子さんやったらみんな面識あるし

孝介さんも喜ぶか…

それより拓どうする?」


「アイツは真琴ちゃんしかおらんやろ!」


「やっぱそうやでなぁ~

彼女の方は今どう思てんやろ!?」


「こないだ理香に聞いたけど

ずっと拓の事思ってるみたいやで!」


「ほんなら何で別れるんよ!?」


「俺も知らんしよ~!

もう~しゃーないヤツらやなぁ~

いっちょ俺らで一肌脱ごか?」




恭二の意見に康平も同意し

二人は早速理香を呼び出した




「あっ理香~!壮行会の事なんやけどな…

今真琴ちゃん彼氏とかおるん?」


「おるわけないやん!

まだ一途に拓の事思てるで…


私らには気遣ってそんな事言えへんけど

長い付き合いの私には解るねん…」



「やっぱそうか…理香も感じるやろ!?

拓も真琴ちゃんの事今でも思ってる

でもアイツも自分からは絶対言えへんねん」



「わかった…壮行会誘うわ!

返事は約束できんけど~


でも最近真琴の表情がちゃうねん…

なんか吹っ切った感じやから!


来てくれたらいいのになぁ~」



「理香サンキュー!

お礼に孝介さんに頼んで

個室用意してもらっとくわ~


離れる前に壮太先輩と一発やっとけよ!」



「恭二のアホ~!」



そう言いながら理香はその日は

ちゃっかり壮太の家に寄る事になっていた