わたしの頭を撫でて落ち着かせる。 「麻酔はもうひとりの医師がやる。心配はいらない」 「は、い」 任せるしかない。 わたしの指も腕もこのままじゃ… ぐすっ 「……代わってやれるもんなら、俺が代わってやるのに」 ―――え? わたしのそばにひざまづいてわたしを包み込むようにしてそっと背中に触れた。 「あんたがこんなに苦しがってるのに俺は何もできないんだ」 泣いてるわたしの背中をそっと包む腕がとても優しくて。 「代わってやれたらいいのに…」 切ない吐息と甘い言葉が聞こえた。