「指自体は潰れてないから大丈夫だ。元通りにしてやる。俺を誰だと思ってんだ。俺はこの街のブラックジャックだぜ。任せとけ」 ドンと胸を叩いて笑った。 あの人がわたしの涙を指で払った。 「成田は優秀な医者だ。任せておけば大丈夫だ」 わたしの頭を引き寄せて慰める。 「俺が保証する。成田の腕は確かだ」 「ぐすっ、…はい」 「よし、いい子だ」