恋立方程式




――教室――


「―――ということなの。」

ルリに一部始終を説明し終わった。

「へぇ。よかったじゃん★」



「まぁ、がんばれよ?」



「なんで?」


意外そうに目を見開くルリ。

「あら?知らないの?アタシ、知ってるもんだと思ってたよ。」



「な..何を?」




「彼、この学校のアイドル的存在じゃん★」





「知らなかった!!!そうだったの?!」




「アタシはもう知ってんのかと思って」