切ない恋。感じない?

「華里奈っ」

「お姉ちゃん…」

目の前には顔に傷だらけのお姉ちゃんがいた。


「すみません、お母さん。僕なんです。今日、放課後呼びたしたの」


「え?」

「で、華里奈さんを家に送る途中、バイクが突っ込んできて…」