タイトル未定。

「仕方ねーじゃん。
この辺りで全寮制の高校なんて“そこ”しかねーしな。」




そう言うとまたスタスタ歩きだした。



兄貴には緊張とか不安とかないのか?あーいじめられたらどうしよー。
まずは相手の出方を待ってそれから…ぶつぶつ



あーぁ。
またこいつ妄想してる事口に出してやがる。



「おい!妄想するのは勝手だが口に出す癖、いい加減直した方がいいぞ。」




―っ!!




「またやってた?」

「おぅ。ばっちりな。」

ケラケラ笑う兄貴のすねをおもいっきり蹴ってやった。