タイトル未定。

「はぁ〜…ワタシも大阪行きたかった。」



「はっ!?何で!?
お前だって連れと離れたくないって言ってたじゃん!」


だるだる歩くワタシを抜かし、先に歩いていた兄貴が勢いよく振り返った。


「そうだけど…緊張するよ…
だってさ転校生だよ?転校生!担任の先生に挨拶して下さいw
とか言われたら何て言やーいいんだっ!
でもってさ!よりによって何で私立の金持ち学校な訳!?ボンボンやらお嬢様ばっかりの所に放り込まれて、どうすりゃいい!」




道の真ん中で頭を抱えてギャーギャー騒ぐワタシを兄貴は、遠目で見ていた。