タイトル未定。

ワタシと兄貴は珍しい物でも見たかのように、周りをキョロキョロ見て歩いた。



嫌、珍しい。絶対に珍しい。
キョロキョロしない訳がない



そんなワタシ達を見て女の人は、クスクスと笑っている。



…ん?でも何でワタシ達が来た事解ったんだろ?
呼び鈴鳴らしたか?
それとも窓越しから見えてたのか?
ずっと見張ってたのか!?


ふと思ったワタシは聞いてみた。



「あの〜…」



声を掛けると女の人は振り返る事もなく、どうかしましたか?と声だけをワタシに投げ掛けた。



「どうしてワタシ達が来たのが解ったんですか?」