・・・・・・はっ?!!
声の主をたどってみるとそこには唯が立っていた
「唯ちゃん?なんでそんなこと思ったの?」
優しく聞いてみたら
「お兄ちゃん顔真っ赤だったから!それにいうでしょ?好きな子には嫌がらせをしちゃうって!」
そうなのか?
いや、俺は鮎川をからかうのが面白いだけ
好きなわけじゃない
「唯ちゃん?俺は鮎川のこと好きなわけじゃないよ?」
「そうなの?つまんないのー!」
つまんなくねーよ・・・
小学生がなにいってんだよ・・・
「相川ー!体温計あった!」
こいつは馬鹿か?
本気で熱だとおもっていたらしい
「熱じゃねーし」
「えぇー?!!」
「あともう帰るわ。ごちそーさん」
「帰るの?!!じゃー送るよ!」
「女に送ってもらわないといけないほどか弱くはねーよ。園長さんにお邪魔しましたって言っといて」
そう鮎川に伝え施設を出た
その帰り道ではなぜか鮎川のことばかり考えていた
