夏希は口を尖らせて発した言葉に、俺は戸惑う。



正直、冷たくしてるつもりはなかった。



でも最近、夏希と話してないなっていうのは感じていた。



でもそれで夏希を不安にさせていたのか…?



「…ごめん夏希。冷たくしてるつもりはなかったんだけど」



「ん?別にいいよっ?」



ヘラッと笑う夏希が可愛くて、今が学校なのも忘れて夏希をぎゅっと抱きしめた。




抱きしめられた夏希は、ビクッと震えていて可愛かった。