無口でクールな転校生。

しかも俺のほうを見ないし…。



まぁでも、ノート貸してくれたし、案外いい人なのかもしれないな。



ただ、人と接するのが苦手なだけなのかも。



俺はこのときからなぜか、苦手だと思っていた笹本さんに自分から話し掛けるようになった。




なんとか心を開いてほしくて。



なんとか笑ってほしくて。



俺は必死に頑張った。



なんでだろう…



なんでこんなに執着すんのかな…?



こんなツンツン女、ほっとけばいいのにな。