「んむぅ〜…」
起きてるのか起きてないのか、よく分からない寝言(?)だ。
「ほら社長、足動かして下さい」
あたしよりも一回りも二回りもデカい社長。
そういうとこはやはり男なワケで。
最早引きずりながら、一人暮らしの割りには大きい家の鍵を開け、最後の力を振り絞って社長を玄関に投げるように…てか投げた。
そして同時にあたしも倒れるように社長の隣に座る。
あー重かった。
少しヒールがあった靴を履いていたせいか、足が痛む。
…慰謝料請求してやろうか。
「う〜さちゃ〜ん…
亀って意外と速いのよ〜…」
一体なんの夢を見ているんですか。


