「――では、よろしくお願いします」 「いやいや、こちらこそ」 無事に書類を渡し終わり、静かに息を吐く。 フと、ビル内にある小さいカフェが目に入った。 社長、ここのココア好きだったよね、確か。 美味しそうに飲むその姿が目に浮かぶ。 しょうがない、ご褒美だ。 ココアと一緒にお菓子も買ったあたしは、なんだかんだ社長に甘いのかしら?