「これで獅子の奴らにも勝てそうだ」

ご機嫌に笑いながら、向こうへ行った。
それをちょっと困った目で見る私。

この時はまだ何も知らなかった。
この出会いが私達を変えたのかな?

そもそもお母さん達が結婚しなければよかった?

でも、そんな事今さらだよね。

私達が出会って、恋をする・・
これは決まっていた事なんだ。

ねぇ、水菜?
この時水菜は私に一目ぼれしたって言ってたよね?

多分、私も、この時すでに水菜が好きだったんだ。

気づいてた?

水菜と初めてキスした時、今でも覚えてるんだ。

優しかったよね。

いつもいつも・・・