外に出るとみんなもういて、今からブーケを投げるところらしかった。
投げる瞬間、お母さんと目があって
その瞬間私めがけて花束が飛んできた。
私はそれをうまくキャッチすると
水菜の方を向いた。
それに気づいた水菜は微笑んだ。
「ナイスチャッチ!」
それを見たお母さんは私の方へきて
「次は悠が幸せになるばん。
水菜君とならこれからもやっていけるよ。
がんばれ、悠」
そういった。
うん。
ありがとう。
頑張るよ、お母さん。
私ね、水菜とならなんだってやれる気がするんだ。
この先どんなことがあっても離れてしまったとしても
水菜となら大丈夫、また巡り合えるって自信持って言えるんだ。
だって、ほら見て?
あんなに無邪気に笑う彼をこんなに愛しいと思う。
守りたいと思う。
大好きだって思う。
この気持ちに偽りはないから。

