と、いうわけで。
あっさり五人に話すことになってしまった。
「はぁー…」
彩夏が深ーく息をはいた。
「ここにくるまで疲れたよ。ほんと…」
優香子はあたしの肩を叩いた。
(…そうか)
考えてみれば、この二人はずっとあたしの恋を見てきたわけで…、
一緒に戦ってくれていたんだよな。
「今まで、ありがとう…」
「別れたりしたらキレるから」
どすの聞いた低い声で優香子が言った。
「大丈夫大丈夫。もうこの二人は別れないよ」
そうあやしたのは奈緒美で、あたしを見て笑顔になった。
「真白と村野は運命の相手なんだから」
満面の笑みを浮かべて言う奈緒美は乙女だった。
舞が「どこ情報?」と聞く。
言われた奈緒美は、ニヤリと口角をあげて、「占いで調べたんだ」と嬉しそうにいった。
「占い?!」
「そう。運命の相手探しの占い!」
「何で勝手に人を調…「本当に結ばれたってことは当たるんだあの占い!」
「奈緒…「ウチのも調べよ〜」
「あたしたちは毒味係かよ!」
笑いに包まれる空気。
昨日を思い出しあたしの頭は華やかになった。
こうやって全員で笑えた時間はたくさんあって…本当に楽しかった。
「でも昨日はホワイトクリスマスだったでしょ?いーな〜!ホワイトクリスマスでカップリングなんて」
奈緒美の言葉に彩夏は大きく頷いた。
「だよね〜!うらやましい!でも真白が長い間願ってたからだよ」
「えっ?」
彩夏があたしを見たから思わず疑問の声が出た。
『長い間願ってた』。
思い出すのは―――願っていれば叶うという言葉。
あたしを変えてくれる魔法だった。

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