ぽっかりと、胸に穴が空いたようだった。
「そっ、か……」
「一緒に育ってきたようなもんだ」
はぁとため息をつく諒太だけど、嫌な顔ではない。
何だか、楽しそう……。
「幼なじみって、どんな感じ?」
あたしの質問に、諒太は何秒か戸惑っていた。
上手く表せないのだろうか。
ゆっくりと、口が開いた。
「あいつがもしも、俺の前からいなくなったとしたら…、俺達家族には…
きっとそんな実感なんて、一生沸かねーんだろうな」
『俺達家族』
それには、もちろん諒太も含まれている。
目が、顔が、雰囲気が……
いつもと違うんだ。
そして、生活していて…あたしは気がついたんだ。
それは何も、あたしと触れ合うときだけじゃなくかった。
諒太はいつも、
真白ちゃんを気にしてるってことに……。
〜海来side END〜

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