ちぐはぐ遠距離恋愛




まだ夏の暑さが残ってるから、夕日なんかは見えない。

青空、晴天だ。


「ねぇ、あんたってさ牛乳飲んでる?」

「は?まぁ給食んときは」

「今も身長伸びてる?」

「あぁ」

「何、センチ?」

「それ聞くか?お前傷つくぞ?」

「う゛……知りたいだけ」

「ふーん。175センチ」

「なな…っ?」



(ひゃくななじゅうご?!)


あ、あたしと……約30センチ!!
四捨五入したら20センチだけど……。


何で、何でよ!!


「産まれた時はほぼ一緒だったのに!」

「小学校あがるころにはもう雲泥の差だったろーが」

「し、知らない!」
(てかそんなの認めません!!)

「まぁ、遺伝子だよ」

「そ、それもあるけどさー」


確かにあたしの母さんも父さんも小さいし、

智春さんに、嘉和さん、将ちゃんもでかい。



「そういう運命なんだよ」



フッと鼻で笑いながらあたしの頭をポンポン叩く。


「やめ…っ、縮むでしょ?!」

「縮め縮め。これ以上伸びられたら困る」

「はぁ?!」

「ちょうどいいんだよなー、この高さ」



肘をあたしの頭に乗せて寄り掛かる。

つむじに当たって痛いし、

上から目線で………



「めっちゃウザい!!!」