ちぐはぐ遠距離恋愛




ハァハァ言って少し休憩。

「ったく!どんだけ走らせんのよ!」

「「お前が言うなよ!」」


男子の罵声が降り懸かる。


「何だよ!困ってる女子を助けろよ!」

「俺達とほぼ一緒のペースで走ってるお前は女子じゃねえ!」

「た、体力の問題もあるでしょ?!」


あたしの言うとおり、ハァハァ言ってるのはあたしと…山内。


「十分だ!」

「うるさいなぁ!もう」


ぐだぐだ言う陵本を睨みつけて後ろへ下がる。


「あっ」
「馬鹿…っ」

「え?」


男子の顔がガラリと変わりまずそうな顔になる。


「みぃ…つけた」

「…っ!」


グッと抱きしめられる。

見上げると今度はCだ。


「さっきのは痛かったなぁ」

「ちっ、離せよ!」


でも本気の男の力に勝てるわけがなくて…。

ぐいぐいと締め付けられる。


「いっ…」


その力は首までに来た。

(ヤバい!)


閉じていた目を開くと、男子が荷物な学ランを地面に落としてた。


「……えっ?」


いつにもなく真剣な目。
村野まで…。

雰囲気が、違う。