かったるーい授業も終わった。
「真白ー帰ろう!」
彩夏たちが駆け寄る。
「あたし本三公園に寄るね」
「えっ、本三?何で?」
「あー、ちょっと約束がね」
目を逸らしながらあたしは全てを話した。
優香子はため息をつくように、首を横に振った。
「まためんどうなことになっとるわな」
「そうかな」
「ちょっと怖いけど真白なら平気だよね」
彩夏は頷いてくれたから、まぁ大丈夫でしょうね。
目的地の前で二人と別れた。
「誰もいないじゃん」
あたしは傍にあったベンチに腰掛ける。
何分たっただろうか。
暇になったあたしはポケットからまたあの手紙を出した。
「あれ?」
よく見れば、これ
(女子の字じゃない?)
あたしはこんなかわいい感じの字を書かないけど、
いまどきの丸い字体だ。
「うわ、なんかいまさらめっちゃ帰りたくなってきた」
まぁ『一緒に遊ぼう』なんていう内容で男なのも嫌だけどさ、
こんな字を書く人のこんな内容もいい気がしない。
「てか来ないし!もう帰ろっ…」
あたしはベンチから立ち上がって入ってきたところとは違う出入口に向かった。
その時――――

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