だけど、
また一つだけ悩みが出てきた。
何を隠そう、その種は“汰一"だ。
あの言葉に、あの表情。
あれは、
――――“恋"をしている顔だった。
しかも、相手は同じ。
真白ちゃん。
同じ相手だからこそ分かる。
あの言葉はたぶん無意識。
赤くなっていた顔が動かぬ証拠。
(俺今年モテ期なんだけどなー)
友達と一緒に調べた。
なーんと今年!って結果が出たから舞い上がったよ。
「もしかしたら、真白ちゃんに……」って期待もしてた。
そして先日、アオから聞いた情報。
それは、
なんとなんと、真白ちゃんも今年がモテ期らしい。
要するにライバルも増えるわけだ。
この占いはよく当たるらしい。
実際俺も、これまで縁がなかった真白ちゃんと接点ができたわけだし。
そう、俺は真白ちゃんと話す前からずっと想っていた。
だから、
今年中に“おとす"って、そう決めた。
「高杉昂耶、頑張ります!」
「はいはい。真白ちゃんに迷惑かけないようにね」
幼なじみのアオにそう言われて、少しやる気が失せた俺だった。
(迷惑かけずに…できるか?)
悩みがまた一つ増えたみたいだ。
―――高杉昂耶side=END―――

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