そうと分かれば早速彩夏に連絡！
あたしは手元にあった携帯をすぐさま開き彩夏に電話をした。
《もしもし》
｢もしもし、彩夏？
あのね、あたしミッション完了したよ！｣
《ミッション？》
｢そう！ミッション！｣
《……って、何？》
｢自然消滅だよ自然消滅！｣
《え？！真白諦めたの？！》
｢ううん。存在が消えた｣
《どうやって？》
｢高杉先輩で｣
あたしの言葉で彩夏は沈黙。
｢あや、か？｣
《……あのさ》
｢う、うん｣
《高杉先輩と付き合ってるの？》
｢はぁ？！？！｣
次はあたしが沈黙した。
高杉先輩と、付き合ってる？
(ないないないない！）
頭の中で全力否定。
｢んなわけないよ！｣
《えー？じゃあどうやったの？》
｢いや、何かね、高杉先輩のこと考えたり高杉先輩と一緒にいた｣
《それだけ？》
｢うんそれだけ。で、気づいたら忘れてた！みたいな｣
あたしの言葉に彩夏はため息をついた。
呆れたのと、安心したようのが混ざっている感じ。
