「あんた、龍神咲の総長?」


「ああ。俺は寿木レオ(ことぶき れお)だ。
龍神咲13代目総長だ。」


なるほど。
やっぱりね。私が龍輝って事に気づかないってことは、試す価値アリジャン?


「てめぇ、マジ何者なんだよ。」
「だからただの中学生。」
「じゃあ俺らの族に入れ。んで、全国TOPの族『龍輝』を一緒に倒さねぇか?」


・・・へ?
いま龍輝を倒すって言いました?

確かに龍輝は今一番強くて相手になるような強い族がいない。


だからって仲間を裏切る訳にはいかない。



   でも・・・


対等に戦えるヤツらが欲しい。



       とも思う。


気がつくと勝手に口が動いていた。


「あたしとタイマンして勝てればな。」



って・・・・・・


「はぁ?てめぇ、いくら強ぇからって調子のってんの?俺をなめてたら痛い目みんぞ?」



それはこっちのセリフだよ。
戦うからにはマジだぜ?

勝負に情けは無用。


私はこの言葉が一番好き。

気合いが入るんだ。



   ねぇ・・・。

もしも、瑠維(るい)、あんたが今いたら私の判断どう思う?
バカ?アホ?

どっちでもいいや。
私は自分の道を行くよ・・・。

あんたの言葉通り。