(長編)初めての恋~永遠に~

手をつないでいたけれど、その力なさ、口数の少ない透に不安を感じながら、透の部屋に行った。


透と過ごしたクリスマスの日と同じ部屋の様子。


苺刺繍のクッションは、透のベッドの上に置かれてあった。


部屋に入るなり、透は麗を抱き寄せた。


「透?どうしたの?」


あんなに優しくしてくれた透が、今日はまるで別人のように、荒々しく麗をベッドに押し倒した。


唇を重ねると、荒々しく麗の体に触れた。


麗はびっくりして


「痛い!嫌だ~透こんなの嫌だ…やめて!」


叫んで抵抗したが、透は麗の手を押さえつけ麗の言葉を無視した。