(長編)初めての恋~永遠に~

ヒーターが赤く部屋の中を照らしている。


透の右手が、麗の胸元に優しく触れた瞬間、麗がびっくりして


「透…いやっ~」


思わず声を出した。


透は麗を抱き寄せて、耳元に優しくささやいた。


「麗…こわい?」


麗の体は、震えていた。


言葉を出すことができない…