(長編)初めての恋~永遠に~

透はそんな麗が愛しくてたまらなかった。


抱きしめたいほど、麗のことが好きだ…


「麗?俺のこと…嫌?こわい?」


麗には透の質問の意味がわからなくて


「好き……こわいって?」


「……」


透は答えなかった。


そして、泣いている麗の肩を左腕で引き寄せた。


麗は透の胸の中に包まれた…


透の鼓動の音がすごく早くて…


やっと麗にもその質問の意味がわかった


「透なら……こわくない……」


透は左腕で麗をぐっと抱きしめる…


痛いくらいに