(長編)初めての恋~永遠に~

透が見せてくれたのは、苺の刺繍の入ったクッションだった。


「え~可愛い!ありがとう透~嬉しい」


「良かった。喜んでくれて~これで勉強頑張れるな。さあやるぞ!」


テーブルに隣あって座った。


麗が嬉しそうにクッションを抱えていると


「麗!クッション持ってたら勉強できないって~誰も取らないから、置いておきなよ~」


「ダメ~!透、取らないでよ~」


笑いながら、クッションを取ったり、取られたり…


結局その後もただ二人で過ごしてる時を楽しんでいた。