(長編)初めての恋~永遠に~

麗には、一つ気になっっていることがあった。


帰り道、高校話をしてみる。


「ねえ~透高校はどうするの?もう決めた?」


「俺は、私立の男子高に行くよ。先輩がそこ行っててさ。前から決めていたんだ」


何だか麗はがっかりした。いつも一緒にいたから


離れるなんて考えてもいなかった。


「麗は決めたのか?」


「うん~まだ…」


麗は急に寂しい気持ちになった。つないだ手を強く握りしめた。


「どうした?麗…」


「何でもない…」