「透、ごめんね大丈夫よ。透と過ごしたあの頃の事思い出してたら……」
透は少し横向きになって、麗の横顔を悲しそうな顔で見ていた。
透も、思い出していた。
麗を守る…って約束したはずだったのに、離れる事になって、さよならも言わずに別れた事…ずっとずっと後悔していた事…
今、麗に触れたら、麗が壊れてしまいそうで…
触れられない自分に苛立ちさえ感じていた。
「透…」
「大丈夫か…」
「うん…」
透は少し横向きになって、麗の横顔を悲しそうな顔で見ていた。
透も、思い出していた。
麗を守る…って約束したはずだったのに、離れる事になって、さよならも言わずに別れた事…ずっとずっと後悔していた事…
今、麗に触れたら、麗が壊れてしまいそうで…
触れられない自分に苛立ちさえ感じていた。
「透…」
「大丈夫か…」
「うん…」

