(長編)初めての恋~永遠に~

「龍也君は、彼女いないの?」


「彼女っていうか、友達はいるけど、面倒くさくて女の子って」


なんだか、自分まで面倒って言われた気持ちになっていた。


「あっ!そういう意味じゃなくて…男友達といるほうが気楽でいいっていうか…」


「ぷぷっ!同じだって言ってる事は~」


「そっかぁ~」


「でも、俺麗ちゃんのこと何か好きだな。いつも物静かで、キャピキャピしてなくて…そうそう!俺、キャピキャピしてるのが嫌いなんだった!」


ものすごく笑えた。


一生懸命に言い訳をしている龍也の顔が、可愛く見えた。